[Composition works-34] 34 repudiations (from Muryo-gi-kyo sutra Vol. 1 ”Tokugyohon”)

34 repudiations (from Muryo-gi-kyo sutra Vol. 1 ”Tokugyohon“)

  • Year of compose : 2014
  • Instrumentation : Pf
  • Duration : 13 min
  • Premiere : June 17, 2014 / Tokyo / Jun Yamaguchi (Pf)

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三十四非〜無量義経・徳行品第一より

  • 作曲年:2014年
  • 楽器編成:Pf
  • 演奏時間:13分
  • 初 演:「グループNEXT 第16回作品展」/2014年6月17日・東京(すみだトリフォニーホール 小ホール)/Pf:山口淳

■ 仏教の経典の最高峰と言われる『法華経(妙法蓮華経)』。その開経(法華経で真実を明かす為に説かれた経典)である『無量義経徳行品(むりょうぎきょう・とくぎょうほん)第一』に、34個もの「非(=否定)」を列記した偈(げ=詩の形式で教理を説いたり、仏や菩薩を賛嘆する部分)がある。

「其身非有亦非無 非因非縁非自他 非方非円非短長 非出非没非生滅 非造非起非為作 非坐非臥非行住 非動非転非閑静 非進非退非安危 非是非非非得失 非彼非此非去来 非青非黄非赤白 非紅非紫種種色」
~全てが否定されたものが実相であるという、究極の思考である。この作品は、無量義経のこの偈に発想を得たものである。

作品は2つの部分に分かれる。前半は様々な要素が現れては消え、後半はピアノの最高音と最低音から下降・上昇する異常な長さに引き延ばされた半音階がゆるやかなクラスターの響きを造る中で、最小限の要素による音型が挟み込まれて展開する。異形の響きはピアノの響きでありながら、ピアノの音であることを否定する。2014年作曲。(初演時のプログラムノートから転載)

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山口淳(作曲家・ピアニスト)